水泳

数年来の運動不足がたたって、周囲からは「その腹を何とかしたらどうなの」と言われっぱなしでした。言われるまでもなく、最近ズボンがかなりきつくなってきたし、中には履くのを完全に諦めたものもあります。我ながら「このままではまずい」と自覚していたのです。かつてスーパー銭湯のジャグジーバスで、バブルの水流に突き出た腹を震わせたことがあります。家に帰ってインターネットで調べたら、リラックス効果はあっても脂肪を燃焼させる効果は全くないとのこと。やはり楽して結果だけ得ようとしてもだめなのです。そんなこんなで対策を延び延びにしていたのですが、友人のY牧師と話をしていて、「そんなら水泳でもしたら」と言われました。そこで私は「そうだ水泳があった」と思い、早速、近くの温水プールに出かけてみました。おそらく5年以上のブランクがあるはずです。最初は25メートルをおそるおそる平泳ぎで泳ぎ、それからゆっくりクロールで50メートル泳いでみました。以前は2000メートルを難なく泳いだのですが、今はとてもそんな真似はできません。それでも少し脂肪が燃えたような気がします。隣のレーンでは幼稚園児の水泳教室が開かれていて、窓の外には親たちの顔が並んでいました。その視線さえ気にしなければ、続けられそうです。

別荘

所要で気仙沼市に出かけることがあり、1泊だけ別荘に宿泊しました。場所は唐桑半島の先端で、観光案内には必ず載っている名勝地です。コンビニで夕食を買って着いたのが日没直前。宿泊に必要なもの以外は何も持ち込まなかったので、夜明けまで電気も、ラジオも、携帯も、インターネットもない時間を過ごすことができました。あるのは巨岩に打ち付ける波の音とコオロギなど秋の虫の鳴き声。見えるのは、水平線の上を行き交う外洋船の明りと雲間から覗く三日月、それにカシオペアなどの星座だけです。そんな中で、家族の中ではタブーとされる趣味の尺八を吹いてみました。もちろん誰も聞いていないので、「うるさい」などと苦情を言われる心配はいりません。実に贅沢な時間を過ごすことができました。翌朝、別荘を畳んで車に積み込みました。それは一人用のテントとシュラフ、それに1畳程のマットだけです。

務所帰り

友人とスカイプを使って会話を楽しんでいたときのこと。「今、刑務所から帰ってきたばかりなんだ」といったら、「その言葉は、ほかの人が聞いたら別の意味になるよ」と注意を受けました。私としては、月に一.二度、教誨目的で一人の受刑者を訪ねているので、そのことをいったのですが、聞きようによっては私が刑務所から今出所したみたいに誤解されてしまうということです。刑務所という言葉には、特別な響きがあるものだと改めて覚えさせられました。考えてみれば、特殊な面会なのです。アクリル板を間にして訪問者と受刑者と向き合うのですが、向こう側には刑務官がいて、絶えず話の内容を一生懸命メモしているのです。会議で議事録をとることには慣れていますが、雑談の議事録をとられるのは、そこぐらいしかないでしょう。それに議事録は正確かどうかチェックできますが、そこでのメモはみることができません。「牧師ー怪しい」ぐらい書いてあるもしれない。ちょっとばかりミステリアスな空間です。

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