top of page

失敗について

 財布を持つのを忘れたままバスに乗ってしまいました。スマホは対応していないし、Suicaも持っていない。未だに整理券によって現金払いしているアナログ人間です。どうしようと冷や汗が出てしまいました。駅近くにある施設で開催された宣教会議のため、前の晩、パソコン、マイク、スピーカーと一つ一つを確認してカバンに詰め込んだのです。出がけにいつもなら車で行くのに、駐車料金が高いからと慣れないバスにしたことが大失敗。でも、駅が近くなって大恥をかくことを覚悟したときに、カバンの底から小銭入れが見つかって何とか支払うことができました。

 若い頃からへまを重ねました。いったい幾つになったら、こんな失敗から解放されるのだろうと考えてしまいます。そんな自分も変わるのはもう無理としか言えない年齢になっています。失敗を数えたらきりがありません。その会議の中で、ある人から失敗談を聞きたいという話がありました。私の場合、失敗談ならいくらでも出すことができるのですが。

 失敗と並んで人生を埋め尽くしているのが罪です。振り返ってみると、何と多くの罪が思い返されることか。失敗と罪は似通っているようでありながら全く違うことでしょう。失敗は忘れることができるし、時間と共に変質してしまうこともある。それに対し罪は赦されないかぎり解決することはないからです。毎日、報道されているウクライナとロシアの戦争。これは誰かの間違いや失敗ではなく、神の前にある人の罪だと気づかされます。

最新記事

すべて表示

二四節季によれば小雪ということで、今朝は平野でも雪がふり始めました。日没が早くなって、その分だけ夜が長く感じられます。今日の日の入りは16時17分ですから、冬至と同じ時間になります。日が短いこの時期は、どうしてもメランコリーな気分になってしまいます。日照時間が減ると、脳内の精神物質に微妙に変化があらわれるとのこと。それによって鬱状態になるのをウィンターブルーと呼ぶのだそうです。それでも季節はめぐり

あるとき、自分の水着の縫い目がほつれて、お尻に親指大ぐらいの穴が開いてるのを発見しました。そこで思い出したのが、一月ほど前、近くにある温水プールから出たときに、子どもたちや親たちの視線を感じたことです。誤解していたけれど、あれはバタフライを100メートル泳ぎきったことで注目されたんじゃない。「変なおやじがいるぞ」という警告の発信だったと確信し、急に恥ずかしさがこみあげてきました。かと言って生地が薄

記録的に気温が25度を超えたのは、ほんの二週間前のことでした。そのときには11月に夏日になったのが、宮城県内では観測史上初めてであると報道されました。あれから一気に季節が進んだ感じがします。先日まで青空に映えていた街路樹の銀杏が、昨日の強い雨に打たれてほとんど落葉してしまいました。教会の3本のハナミズキでさえ、わずかの葉を残して冬支度をしています。 人生を四季にたとえるなら、自分はとっくに冬になっ

最新記事
アーカイブ
タグから検索
まだタグはありません。
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page