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別荘

所要で気仙沼市に出かけることがあり、1泊だけ別荘に宿泊しました。場所は唐桑半島の先端で、観光案内には必ず載っている名勝地です。コンビニで夕食を買って着いたのが日没直前。宿泊に必要なもの以外は何も持ち込まなかったので、夜明けまで電気も、ラジオも、携帯も、インターネットもない時間を過ごすことができました。あるのは巨岩に打ち付ける波の音とコオロギなど秋の虫の鳴き声。見えるのは、水平線の上を行き交う外洋船の明りと雲間から覗く三日月、それにカシオペアなどの星座だけです。そんな中で、家族の中ではタブーとされる趣味の尺八を吹いてみました。もちろん誰も聞いていないので、「うるさい」などと苦情を言われる心配はいりません。実に贅沢な時間を過ごすことができました。翌朝、別荘を畳んで車に積み込みました。それは一人用のテントとシュラフ、それに1畳程のマットだけです。

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二四節季によれば小雪ということで、今朝は平野でも雪がふり始めました。日没が早くなって、その分だけ夜が長く感じられます。今日の日の入りは16時17分ですから、冬至と同じ時間になります。日が短いこの時期は、どうしてもメランコリーな気分になってしまいます。日照時間が減ると、脳内の精神物質に微妙に変化があらわれるとのこと。それによって鬱状態になるのをウィンターブルーと呼ぶのだそうです。それでも季節はめぐり

あるとき、自分の水着の縫い目がほつれて、お尻に親指大ぐらいの穴が開いてるのを発見しました。そこで思い出したのが、一月ほど前、近くにある温水プールから出たときに、子どもたちや親たちの視線を感じたことです。誤解していたけれど、あれはバタフライを100メートル泳ぎきったことで注目されたんじゃない。「変なおやじがいるぞ」という警告の発信だったと確信し、急に恥ずかしさがこみあげてきました。かと言って生地が薄

記録的に気温が25度を超えたのは、ほんの二週間前のことでした。そのときには11月に夏日になったのが、宮城県内では観測史上初めてであると報道されました。あれから一気に季節が進んだ感じがします。先日まで青空に映えていた街路樹の銀杏が、昨日の強い雨に打たれてほとんど落葉してしまいました。教会の3本のハナミズキでさえ、わずかの葉を残して冬支度をしています。 人生を四季にたとえるなら、自分はとっくに冬になっ

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