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東京オリンピック

  • 2017年1月29日
  • 読了時間: 2分

年が改まってから様々な事務作業に追われています。頭の中では段取りをつけているのに、時間だけが超過して仕事が一向にはかどらない焦りがあります。先日、そんなことで気分が滅入ったので、近くの温水プールに行ってきました。クロールと平泳ぎで1キロ程泳いで休んでいると、ニコニコした男性から「こんばんわ」と声をかけられました。誰かと思ったら、以前、一緒に祈り会をしていたT牧師でした。その祈り会をしていたのは震災以前のことで、互いに忙しくなってからはしばらく会うこともありませんでした。T牧師は、「平泳ぎがなかなか前に進まないのですよ」という話をしました。そこで私はキックをするタイミングとか、呼吸の仕方について簡単なアドバイスをしました。そういう私は子供の頃から正式に水泳の指導を受けたことがありません。ただ、小川を堰き止めたプールで年長者の泳ぎを見よう見まねで身につけたのです。それに東京オリンピックの影響があります。その頃、家に入ったばかりのテレビを見ながら、選手の手や足の動かし方を一生懸命になって真似たのでした。その後、川で泳ぐことはなくなってしまいましたが、会社員となって一度だけ会社の水泳大会の選手に選ばれたことがあります。メドレーリレーで、私はバタフライのパートを泳ぐことになったのです。他の種目であれば多少の自信がありましたが、バタフライだけは溺れた人がもがいている様子の域を出ません。実はチームの中では誰もバタフライができなかったのです。そんなこともあって大会のルールにより平泳ぎで代用することがゆるされたのでした。しかし試合になると、他のコースの人は皆バタフライをしています。気がつくとが大ブレーキとなり結果はビリとなりました。これについては今でもとても悔しい思いがあります。T牧師と水泳の話をしながら、そうした時間の流れをしみじみ感じることができました。

 
 
 

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再会

数年前、思いがけなく声をかけられて、青年時代の知人と再会しました。およそ50年ぶりになります。かつて私は日立製作所の社員でした。配属されていた現場には、開発を始めたばかりの超伝導の製品が流れていました。核融合の実験装置とか、リニアモーターカーの浮上装置のような物です。これは最先端の部署で学ぶようにと、担当課長の配慮によるものです。それでも、わたし自身は、連日の単調な作業に飽き飽きしていました。  

 
 
 
梅の香り

春の気配が漂う川沿いの道を散歩しました。愛犬がいた頃には、連れだってよく歩いた路ですが、五年ほど前に寿命でいなくなってからは、この道を通るのも久しぶりです。土手に枝を張った老梅は、もう満開が過ぎていました。それでも、白い花びらから放つ強い香りは春の到来を告げていて、鼻孔を懐かしく刺激します。大きく息を吸い込むと、子どもの頃の記憶が呼び覚まされました。  この季節だからでしょう。思い出したのは、笹竹

 
 
 
雑談とコーヒー

教団総会の休憩で、知り合いの牧師と雑談をしていたのですが、思いがけなく話が発展しました。 「とにかく、最近は生(なま)の人間に向き合おうとしないんですよ。スマホでメールでやり取りしないと話し合えないなんて」  既に中年の域にかかったその牧師は、関っている若い人たちの感想を、溜息まじりに痛みを紡ぐように語るのです。 「そうですか。言われてみれば確かに」と、私は、手にしたコーヒーをゴクリと飲み込みなが

 
 
 

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