台風の七夕
台風の影響で、朝から断続的に強い雨が降っています。今回の台風5号の特徴は、進行速度が極めて遅いことで、今日で発生から18日にもなりました。記録的な長寿ということですが、この長寿だけは誰にも歓迎されないのではないかと思います。こんなことを書くと、おまえさんも、そんなじゃだめだよと内なる声が聞こえてきます。長寿という言葉に、知らずと反応してしまう自分がいる。悲しいことです。ともあれ、この台風はやっと新潟付近で勢力が弱まりました。それでも東北地方は警戒が必要ということですから迷惑な話です。
8月6日から8日は仙台七夕の開催期間ですが、今年はどしゃぶりとなってしまいました。一生懸命に準備していたのに、いったいどんなになったのでしょう。子供の頃と言っても、半世紀以上前の話になります。私には田舎の子供会で七夕をした記憶が残っています。笹の葉に短冊を吊したり、ごちそうを食べたりしたのです。物がない時代のことで、それは今の仙台七夕とは比較になりません。けれども、自分の中では一番七夕らしいときを過ごしたように思えます。夜になると、蛍が幾重にも重なって乱舞していました。それをうちわをもって追いかけたそんなこともあって、今では仙台という近くにいても観光客に紛れてまで見に行こうとは思いません。天の河は雨雲に閉ざされても、子供のときの憧れと共に記憶の中に輝いているのです。
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あるとき、自分の水着の縫い目がほつれて、お尻に親指大ぐらいの穴が開いてるのを発見しました。そこで思い出したのが、一月ほど前、近くにある温水プールから出たときに、子どもたちや親たちの視線を感じたことです。誤解していたけれど、あれはバタフライを100メートル泳ぎきったことで注目されたんじゃない。「変なおやじがいるぞ」という警告の発信だったと確信し、急に恥ずかしさがこみあげてきました。かと言って生地が薄
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