尺八

 なくしたままになっていた尺八が本棚の後ろから見つかりました。半年以上、触れていなかったので、とても満足な音は出ないだろうと思いました。ところが手にとって諦め半分に吹いてみると、意外や意外、以前と変わらない音が響きます。所詮、自己流ですので、レベルは自ずと知れたものですが、それでも曲らしい音にはなります。

 若いときにはクラリネットを吹いていました。尺八は穴の数が5つしかないので、穴の数とそれを抑える機能性はクラリネットと決定的に違います。それでも右手の小指とか左手親指の使い方には共通のものがあります。

 俗に「首振り3年ころ8年」と言います。首振りは、吹く角度を変えることで音程を上下させる技術で、それができるまで3年かかるということです。ころとは、ころころ音回しができるようになることで、それをマスターするのに8年と言われます。

 震災の年、廃棄された瓦礫の中にあったのがこの尺八でした。息を吹き込むことで命がよみがえるような思いで吹いてきました。何度か人の前で吹いたのですが、このいのちが輝くには、まだまだ時間を要します。

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自給伝道

牧師をしながら副業を始めて6年になります。開拓教会の経済的な不足を少しでも補うためでした。せっかくなら今まで経験をしたことがないことをと思い、新しく始めたのが 高齢者施設での介護の仕事でした。ハローワークに何度も通い、やっとみつけたのが今の職場です。高齢の上に介護の資格のない者が採用されたのは、それだけ福祉の現場では人材不足に陥っているということです。 週3回の夜勤ですから、本業との兼ね合いで毎日

マルチステージ

何気なく雑誌をみていたら、マルチステージという言葉に目がとまりました。芸能人とかスポーッツ選手のことではありません。尺八を吹いているからといって、これからステージに立ちたいなどという野望を持っているわけでもなく、ただ、コロナ後というワードに興味が惹かれたのでした。記事をみれば、それはコロナ禍以後の生き方として、ロンドン・ビジネススクール教授のリンダ・グラットンさんが提唱している新しい生活スタイルの

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