核融合

 ある方と常温核融合の話をしました。国立大の工学部出身で博士号を持つ彼は、常温で重水素と水素を反応させて核融合をすることができるのではないかというのです。私は、だいぶ前に新聞でそのような記事を目にしたことを思い出しました。もし、それが可能であるなら、世界のエネルギー問題は一挙に解決することになるでしょう。けれども、あの記事の後に常温核融合の実験が成功したというようなニュースに触れることはありませんでした。常温どころか、世界の研究機関では極低温の核融合であっても、プラズマを封じ込めることはできないというのが現状だと思います。それに熱交換の問題があります。1億度の熱をどうやってとり出してタービンを回すのかということです。金属ナトリウムを使うというのが有力で研究が進められていますが、この物質の最大の問題は水と反応すると爆発してしまうということです。私は以前に働いていた職場で、金属ナトリウムのポンプを設置する作業をしていて、水厳禁の巨大な実験装置に触れながら恐怖感を抱いたのでした。核融合は人類の夢であると言われています。それは地上に太陽を造ることでしょう。しかし実際の太陽が、地球から一億五千万キロの離れた所に置かれいることに神の知恵があるように思います。

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金木犀

教会がある住宅街のどこからか、金木犀の香りが漂っています。小さな花は目立たないけれど、香りは独特で誰にでも見分けがつくのがいいですね。銀杏の香りとは雲泥の差といったら、銀杏に失礼になるかしらん。 この香りを嗅ぐと、青年の頃、初めて教会にいったときのことが思い出されます。全盲であるというその牧師は、目が不自由であるとは感じさせない明るさで、ジョークを交えながら迎えてくださいました。開拓教会で、普通の

ズームの祈り会

新型コロナウィルスの感染予防のため、祈祷会は教会と各家庭をオンラインで結んでしています。ズームというアプリを使うのですが、最初は戸惑っていたマイクなど事前の調整も、数を重ねるにつれて問題なく進行するようになりました。四国の大学で学んでいるT君が画面の中で話すのをみるとき、距離を感じさせない現実が不思議に思えるほどです。祈祷会はメッセージ形式ではなく、参加者が共に学ぶ形式でしています。そうしたところ

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