top of page

水の森公園の白鳥


 近くにある水の森公園に、数羽の白鳥が飛来して羽を休めています。公園を囲む雑木林の遊歩道に熊が出没して大騒ぎになったのは三ケ月ばかり前のことでした。公園にはキャンプ場と広場があって、休日ともなると駐車場に車が入り切れない程にぎわいます。昨日は好天に恵まれたので、芝生の広場ではゲームをする親子連れや、ペットの散歩をする近くの人、テントを張ってグループで芋煮をしている人たちもいました。以前には釣りをする人たちもいたのですが、白鳥が釣り針を飲み込んで怪我をするということで禁止になっています。

 これから寒さが加わるに連れて白鳥の数は増え、年末には40羽ぐらいになると思います。それにしても毎年、この小さな沼までシベリアから4000キロも旅をして來るとは驚きです。住宅街に囲まれた沼の周りは騒がしく、白鳥が休む環境として優れているとは思えません。それでも何かの理由で脳のどこかにナビゲートする地図が正確にインプットされているのでしょう。それだけでなく、自分の位置を測るシステムが組み込まれているに違いない。

 青年のとき一人旅をして、行き当たりばったりの宿をとりました。それがないときには野宿をしたりもした。けれども、この沼にいる白鳥は、上空からたまたま見つけて来たのでないことは確かなことです。そうでなければ、毎年、一定数の数が揃う理由がつきません。一見さんお断りという程の格式もなければ、大盤振る舞いする程の餌場もない。それでも何故かここがいい。白鳥はガアガアとイメージを壊す鳴き声を響かせすが、どこか懐かしい感じがして心が癒されています。


最新記事

すべて表示

いつの頃からか、急に読書量が減ってしまったような気がします。ちまたで言われているように、スマホとかパソコンが影響しているのかもしれません。これではけないと、今年の初めに自分でノルマを課したのですが、それがなかなか守れない。図書館から借りてきた本が、未読のまま今も机に積みあがっています。せめて信仰書だけはと思うものの、これも読みかけのままになっているのは、理解力が相当減退して読書のスピードが落ちたか

沖縄の友人から電話がかかってきて、キャンプの準備をしていると楽しそうに話してくれました。「夏は暑すぎるし、蚊が多いからキャンプには全く不向きだからねえ」とのこと。うらやましいと言っていいのか、どうか。何にせよ、いつの時代どこにあっても困難さはつきまとうものだと思わされました。 多くの場合、そうした困難さへの向き合い方が、人生の方向性を決めていくのだと思います。壁があるから前に進めないと言ってしまう

昨年末、新型コロナウィルスとインフルエンザのダブルパンチが心配されました。1月頃にそのピークが来るのではないかということで、私も5回目の接種とインフルエンザの予防接種を受けたのでした。その効果なのかどうか、感謝なことに私自身はこれまでコロナにもインフルエンザにも感染することなく日を過ごさせていただいています。ただし、全国的にみると、このところ高齢者の死亡者数が増えていることが気になります。知り合い

最新記事
アーカイブ
タグから検索
まだタグはありません。
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page