9月の思い出
- 秋山善久

- 2023年9月3日
- 読了時間: 1分
更新日:2023年9月12日
私にとって9月は特別な月です。誕生日が9月、洗礼を受けたのも9月、そして結婚したのも9月であるからです。50年前、教会と牧師館を兼ねた風呂場での洗礼式でした。狭い戸口に教会員がびっしり詰めかけ、大きな声で賛美してくれたことを覚えています。司式は全盲である馬場靖先生で、その日、私の他に男子大学生のFさんと女子高生のEさんが受洗しました。馬場先生は目の障害があるとは全く感じさせない明るさがありました。集会では常にジョークを言い、駄洒落を飛ばし続ける。それでいて人を感動させるメッセージをとり継いでくれます。その馬場先生は、翌年、大阪の松原に転勤していかれました。
当時の教会は、普通の民家を改装して集会場としたものでした。外観はとても教会とは思えないのですが、常に活気があり、多くの青年や高校生たちが集まっていました。その頃の青年の中で3人が同じ教団の牧師となり、今もときどき連絡をとり合っています。また他の教団で牧師や牧師夫人になった人が数人います。これまでの歩みで、苦しかったことや辛い思いをしたことは数多くあります。それでも脳裏に残る母教会の風景は、決して薄れることがありません。すべては主の恵みであったと思います。




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