top of page

地の闇

  • 2023年11月30日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年12月1日

二四節季によれば小雪ということで、今朝は平野でも雪がふり始めました。日没が早くなって、その分だけ夜が長く感じられます。今日の日の入りは16時17分ですから、冬至と同じ時間になります。日が短いこの時期は、どうしてもメランコリーな気分になってしまいます。日照時間が減ると、脳内の精神物質に微妙に変化があらわれるとのこと。それによって鬱状態になるのをウィンターブルーと呼ぶのだそうです。それでも季節はめぐりめぐるもの。必ず春が来るので心配などしないのですが、人が造り出した闇だけは解決がなければならないと祈らされます。

 リアルタイムで報道される戦争は、悪いニュースにあふれています。そのため、人々の叫び、悲嘆、慰めようのない悲しみに日常的に触れることになってしまう。この状況と、紀元前700年頃、預言者イザヤが発した言葉がオーバーラップします。「彼が地を見ると、見よ、苦難と暗闇、苦悩の闇、暗黒、追放された者」(イザヤ8:22)

 戦争で心を病んだ兵士たちのことを「シェルショック」(砲弾病)と呼ぶようになったのは、第一次世界大戦が終わってからだということです。日本では、戦時に発生した神経症の総称として、戦争神経症という言葉が用いられてきました。けれども、今は戦争という異常な暴力が、情報として生活の中に押し入ってきてしまっている。そのような闇がひとりひとりの精神を蝕み、社会全体に悪い影響を及ぼしているような気がします。

 今週の礼拝後にクリスマスツリーの飾り付けをしました。闇は深く、苦しみが増すばかり。そんな今だからこそ、イザヤが預言した「大きな光」(イザヤ9:2)であるキリストを伝えなければならないという思いを込めました。

 
 
 

最新記事

すべて表示
開所式

実家は、気仙沼市の山奥にあります。8年程前、その家の納屋を改装してNPO法人が立ち上がりました。障害を抱えた子どもたちや高齢者の居場所作りとして、看護師を定年退職した義姉が中心としてはじめたのでした。その頃、わたしは別のNPO法人と関係をもっていたので、立ち上げのための相談を請われ、今に至っています。  施設といっても、所詮は納屋の一角であり、設備の点でも広さの点でも充分ではなく、理想にはほど遠い

 
 
 
再会

数年前、思いがけなく声をかけられて、青年時代の知人と再会しました。およそ50年ぶりになります。かつて私は日立製作所の社員でした。配属されていた現場には、開発を始めたばかりの超伝導の製品が流れていました。核融合の実験装置とか、リニアモーターカーの浮上装置のような物です。これは最先端の部署で学ぶようにと、担当課長の配慮によるものです。それでも、わたし自身は、連日の単調な作業に飽き飽きしていました。  

 
 
 
梅の香り

春の気配が漂う川沿いの道を散歩しました。愛犬がいた頃には、連れだってよく歩いた路ですが、五年ほど前に寿命でいなくなってからは、この道を通るのも久しぶりです。土手に枝を張った老梅は、もう満開が過ぎていました。それでも、白い花びらから放つ強い香りは春の到来を告げていて、鼻孔を懐かしく刺激します。大きく息を吸い込むと、子どもの頃の記憶が呼び覚まされました。  この季節だからでしょう。思い出したのは、笹竹

 
 
 

コメント


最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square

© 2023 by COMMUNITY CHURCH. Proudly created with Wix.com

bottom of page