母の日
- 秋山善久
- 5月10日
- 読了時間: 2分
5月の第二日曜日は母の日です。今では広く知られていますが、この習慣が始まったのは1905年、アメリカのウェブスターの一教会での出来事が由来とされています。
アンナ・ジャービスという女性が、母の追悼集会にたくさんのカーネーションをもって来て母への感謝を表したというのです。そのことが、出席していた人々に深い感動を与え、その波紋が広がったたことがきっかけとなりました。その後、ジョンワナメーカーによって、5月の第2日曜日が母の日として記念されるようになります。さらにアメリカ議会は1914年、母の日を国民の祝日と制定するに及びました。
「あなたの父と母を敬え」とはモーセの十戒においては第4戒です。パウロはこれを「約束を伴った第一の教え」と語っています。(エペソ6:2)
旧約の時代から、神の民は律法により親への敬意を教えられたのでした。但しこの教えは、他の戒めのように懲罰的な枠で規範をつくるのではなく、祝福があかしされることによって教育されたのです。
宗教改革者カルバンは、子供が親を敬うことは、人が神を畏れることに繋がると言っています。人間関係の秩序が、創造者と被造物という縦の関係を導くとするのです。裏返してみれば、子供が親を敬うことをなくして、神を信じることは難しいものがあるということです。そこに親側の責任があるといえるでしょう。
親であれば誰でも、子供の将来が幸せであってほしいと願います。そうであればこそ、神が約束しておられるところに立脚すべきという思いを一層強くします。
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