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  • 執筆者の写真: 秋山善久
    秋山善久
  • 3月6日
  • 読了時間: 2分

 子どもの頃、寝床から天井を見上げると星空が見えました。天井板が貼ってなかったこともあり、屋根に空いた小さな穴から星の光がストレートに入ってきたのです。それにしても、探しても見つからない穴なのに、どうして星空が見えるのだろうと不思議に思ったものです。後にそれは、ピンホール効果と言われるものであることがわかりました。真っ暗な部屋の天井に空いた穴を通して、遠くにある星に焦点が合って見えたのです。そんなこともあって、星空には小さいときから親しみがあります。宇宙について考えるようになったのも、そうしたことが影響しているのでしょう。それは空想的であり、物語的であり、また少しだけ科学的でもありました。

 現代物理学では、宇宙は137億年前のビックバンから始まり、今も膨張し続けているというのが定説になったいます。けれども、実際に宇宙を観察されたものでは、秩序の中に構成されているという事実に突き当ります。太陽系だけを考えても、太陽の大きさと地球の大きさ、あるいはその距離、月の大きさと地球との距離など、そのすべてがセットされなければ、現在の地球環境が維持されることは無理に違いないのです。どうしてそれが可能になっているのか。これを神が存在することの証明と考える人もいます。けれども、哲学者パスカルが「パンセ」に書いているように、星の運行などによって説明はできても、神を証明することはできないでしょう。神は信仰の領域であるからです。

 
 
 

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