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  • 執筆者の写真: 秋山善久
    秋山善久
  • 1 日前
  • 読了時間: 2分

 県立図書館の自動ドアが開かないので、閉館したのかとがっかりした矢先、貼り紙が目にとまりました。左側のドアを、手で押してお入りくださいとあります。ははーん、これが例の熊対策なのかと気付きました。先日、テレビで見た、熊が自動ドアから施設に入ってきた映像が思い出されます。あれが図書館だったら、おそらくパニックになっていたでしょう。

 このところ図書館の周辺には、熊の目撃情報が多数寄せられています。隣接する宮城大学の校内にも熊が出ました。町内の回覧板でも熊に警戒するよう、呼びかけられているので、ちょっとした外出でも緊張感があります。熊だと思って110番があり、警官が駆けつけたら黒猫だったなんて笑い話まで。それだけ皆が熊に怯えている証拠でしょう。

 今年になって、全国的に熊が出没するようになったのは、自然環境に大きな変化があったからに違いありません。熊が食べるブナの実が不作で、冬眠を前に食料不足になっているとのこと。熊の側からすれば、生態系が壊されて生存が脅かされている現状では、「俺たちはどこへ行ったらいいのだ」となるのでしょう。人権はあっても、熊権はないのですから。

 聖書にも熊が出てきます。預言者エリシャのことを、子どもたちが禿げ頭とからかったときのことです。そのとき、二頭の雌熊が出てきて、42人をかき裂いたというのです。(列王記第二2:23~25)悲惨なこの事件の原因が、子どものからかいであると指摘されています。そのことでは、決して侵してはならない聖なる領域があることを教えられます。そこを軽んじたり、踏み込んでしまうことへの警告と解釈したらいいでしょうか。

 とにかく熊と遭遇したときには、金太郎のように相撲をとったりしないで、慎重に身を避けるようにしたいと思います

 
 
 

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