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星の鎖

2025年10月11日
読了時間: 2分

 「見上げてごらん。夜の星を」

 こんな古い歌を口ずさみながら、宇宙のことを思い巡らすことがあります。子どもの頃から、星を眺めていることが好きでした。そんな中、最近、興味をそそられているのがブラックマターです。ブラックマターとは、天文学の理論のために考え出された、仮説上の物質のことで実態はわからないままでした。これが世間の注目を集めるようになったのは、2017年、アメリカの研究チームが、重力波を検出したことによります。重力派による光の屈折により、ブラックマターの存在が現実味を帯びてきたのです。そのときの研究チームは、この業績によりノーベル賞を受賞しています。今では、宇宙の中でブラックマターが占める割合が、目に見える物質の5陪とも言われれています。

 旧約聖書のヨブ記に「あなたはすばるの鎖を結ぶことができるか。オリオン座の綱を解くことができるか」(38:31)という御言葉があります。それは神の全能に比べ、人の知識が如何に限られたものであるか、という文脈で語られたものです。古代には星と星を結ぶものとは想像もつかないことだったでしょう。近代の知識をもってすれば、あるいは重力の可能性をあげることができるかもしれません。それにしても、オリオンの三星は千光年も離れていて、とても綱にも鎖にもなれそうにない。そんなことを考えていたとき、ひょっとするとブラックエネルギーが働いているのかもしれないと思い付きました。もちろん、何の裏付けもありません。でも、そんな風に考えると、宇宙への見方も、そして聖書への理解も広がってくるような気がいたします。

 
 
 

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