出張
- 秋山善久
- 3月22日
- 読了時間: 2分
介護の夜勤開けでしたが、家に帰って朝食をとる間もなく、慌ただしく新幹線に乗りました。東京で開催された教団総会に出席するためです。仙台を出るときからの雪が東京駅に着いても止まないのは想定外。やはり傘を持ってくるべきだったと悔みながら、会場である両国にある国際ファッションセンターに急ぎました。数年前から、ここの会議室が利用されているのは、交通の便、使用料金、使い易さなどを、理事会が総合的に判断してのことでしょう。
初めて教団総会に参加したのは、50年程昔のことになります。それは牧師になる前のことで、その時は役員としての立場でした。伊豆の天城山荘が会場で、大広間に10人程が雑魚寝した覚えがあります。会議自体も二泊三日で、今の一泊二日より長いものでした。今回は一泊二日で、宿泊は各自で都内のホテルを予約したのです。会議の持ち方も全くといっていい程に変化しました。今は議員制になっているので出席人数が絞られ、議場での議事進行は議案に対する質疑と採決に絞られています。
以前は、議案に対する反対意見とか、議案との脈略のない意見とか要望がいうものが、議場に混在していました。マイクを握って離さない人がいたりして、そのため議事進行がたびたび立ち往生したものです。
今回の会議は予定時間に終了し、二日目の午後からは典礼として補教師の任命と正教師の按手式が行われました。私は閉会礼拝の前に早退し、新幹線に急ぎました。前日と違って発車時間に乱れはなく、定刻に仙台駅に到着。帰宅して、そのまま介護の夜勤という、強硬スケジュールに間に合いました。
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