top of page

光合成

  • 執筆者の写真: 秋山善久
    秋山善久
  • 2021年10月30日
  • 読了時間: 2分

 庭のハナミズキが紅葉し、半分が枯れ葉となって散ってしまいました。年ごとに繰り返される自然の営みとは言え、葉の一枚一枚に創造者の知恵が隠されているのだと思わされます。というのも二酸化炭素の影響による地球温暖化が叫ばれているからです。折しも英国のグラスゴーでは、11月1日~12日まで国連気候変動枠組み締結国際会議(COP26)が開催されるとのこと。このままでは世界の平均気温が今より二度上昇し、洪水や干ばつの多発など自然環境に壊滅的な被害を及ぼすと警告されています。そこで会議の目的は、大気中の温室効果ガスを一定に保ち、世界の平均気温を危険なレベルになるのを防ぐのだそうです。やり玉に挙げられているのが二酸化炭素です。もし、これを大気中から還元できたら環境は大きく改善できるに違いありません。そこで考えたいのは植物の働きです。工業的には誰も成功していない技術ですけれど、植物はみな大気中から二酸化炭素を取り込んで酸素を分離しています。所謂、水と太陽光を原料とした光合成です。もし人工的に光合成ができたら、植物が育たないところでも空気中の二酸化炭素を大量に軽減できるでしょう。そんなことで多くの研究者が人口光合成に取り組んでいるのですが、未だに成功したという話を聞いたことがありません。大抵の工業製品であれば、新しい製品のモデルさえあれば、それを参考にコピー用品を作り出したりします。けれども光合成に限って、植物というモデルがあってもそのシステムを真似ることができないでいます。逆に、一枚の葉っぱの中に、底知れない創造者の知恵が隠されていることを思わされるのです。これが偶然にできたとはとても信じられません。

 
 
 

最新記事

すべて表示
体温

インフルエンザが流行っているというので、念のため体温をはかってみました。すると、数値がずいぶん低いのです。朝、昼、晩とはかり直してみたのですが、多少の変化はあっても、やはり低いことに変りがない。気になってネットで調べてみると、低体温症の部類に入るとのことです。  トカゲやヘビみたいな変温動物でもあるまいに、気温の低下に巻き込まれて、動けなくなったらどうしよう。一瞬ドキっとしました。それはないとして

 
 
 
トンボ

透き通った秋の空の下を、トンボが飛び交っているのが目にとまります。季節の移ろいを一番感じるのは、こうした虫たちの営みであるように思います。夏であれば鬼ヤンマ。子どもの頃、網を縦横に振り回しながらも、ちっとも捕れないことにイライラした記憶があります。塩辛トンボは、どこにでもいて簡単に採取できました。トンボの目の前で人差し指をグルグル回し、トンボが頭を回したところをパッと捕まえる。そして尻尾をちぎって

 
 
 
星の鎖

「見上げてごらん。夜の星を」  こんな古い歌を口ずさみながら、宇宙のことを思い巡らすことがあります。子どもの頃から、星を眺めていることが好きでした。そんな中、最近、興味をそそられているのがブラックマターです。ブラックマターとは、天文学の理論のために考え出された、仮説上の物質...

 
 
 

コメント


最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square

© 2023 by COMMUNITY CHURCH. Proudly created with Wix.com

bottom of page