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カレブの信仰

2025年10月4日
読了時間: 2分

 今週、当教団の木谷信三牧先生が天に召されました。84歳まで現役を務め、今年から支援教師として後進の指導に回った矢先のことです。木谷先生は、目標を定めてそれを着実に実行する人でした。そこにどんなに困難があっても、信仰によって乗り越える大胆さがあります。そうした信仰の源泉になったのが、熱心な祈りであったと私は思っています。私が飛騨の教会で牧師をしたとき、前任牧師であったのが木谷先生でした。引き継ぎで見せていただいたのは、ひとりひとりの祈りの課題をカードにしたものです。特別伝道集会のときには、祈りの聖火というのを作って、信徒間でバトンタッチしていたと聞きました。

 あるとき、車でご一緒させていただいたときには、先生は運転しながら祈り始めたのでした。もちろん目を開いてのことではありますが、ハンドルを握りながら声をあげて祈っているのです。助手席にいた私は、「大丈夫ですか」と声をかけることもできなく、心を強く打たれたことが印象に残っています。

 ヨシュア記に、信仰の人としてカレブのことが書いてあります。カレブは85歳を過ぎてからも、主がヨシュアに約束した地を求めて「主があの日に語られたこの山地を私にください」(14:12)と主に願ったのです。木谷先生には、そんな信仰による情熱が最後まで沸き立っていたように思います。

 先日、自転車で外に出かけたときに転倒し、その後、体調が思わしくなかったとのことです。病院で調べてもらったところ、癌の末期であることがわかったのですが、それから一か月足らずで主に召されるとは、誰も考えもしないことでした。けれども、主は、木谷先生の働きをもう十分であると認めてくださったのでしょう。地上的な思いからすれば、もう少し時間がほしかったように感じても、主の時計は既に延長されていたのです。そして、その与えられた時間を福音宣教のために使い切った。それが何よりも大きな主の恵みであるように思います。

 
 
 

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