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本との出会い

  • 執筆者の写真: 秋山善久
    秋山善久
  • 2023年4月29日
  • 読了時間: 2分

 いつの頃からか、急に読書量が減ってしまったような気がします。ちまたで言われているように、スマホとかパソコンが影響しているのかもしれません。これではけないと、今年の初めに自分でノルマを課したのですが、それがなかなか守れない。図書館から借りてきた本が、未読のまま今も机に積みあがっています。せめて信仰書だけはと思うものの、これも読みかけのままになっているのは、理解力が相当減退して読書のスピードが落ちたからなのでしょう。だめだ。だめだめ。筋トレなどよりも、こちらを訓練して取り戻したい。

 昨日、日本聖書教会理事である石田学師の講演会があって、聞きに行ってきました。実は仙台市内にはキリスト教書店が3店あったのですが、既に2つの店が撤退し、残る一つも苦境にあえいでいます。そのような実情の中で、キリスト教書店の意味を考え直そうということで、この講演が企画され開かれたのです。講演の中で石田師は、中世期に修道院に蓄えられていた本が、次の時代を拓くために如何に重要な役割を果たしたかということを触れられました。そのような意味での本との出会いが、今日でも求められるのではないかということです。

 自分の人生を振り返ってみると、一冊の本との出会いが人生を変えてきたのでした。二十歳の頃、キリスト教に反発していた私は、あるとき、亀井勝一郎の「読書論」を読んだのでした。そこには「日本人の中には自分は無神論者だといっている者がいるけれど、実際には彼らは無神論が何かをわかっていない。彼らは神について無関心なだけである」というようなことが書いてありました。それは自分の姿でもあることに気付かされたのでした。そして聖書について自分は全く無知であると自覚されたのです。その恥ずかしさが、キリストとの出会いとなりました。

 
 
 

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