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がっかりな通知書

先生から手渡された通知書を開くと、1年前と変わりなく3と2と1が並んでいます。思わず溜息が出てしまいました。久しぶりに小学校のときの夢をみたのではありません。1ケ月前に受けた健康診断の結果でした。3は要医療、2は要指導、1は異常なしです。ここ数年、中世脂肪とかHDLコルステロールの数値が悪く、生活改善が求められていました。そこで始めたのが水泳です。平均すると週に5キロぐらい泳いでいるのではないかと思います。この1年に260キロ。子供の頃からこんなに泳いだことはありません。

それなのに旧知のF医師は、「いけませんねえ。少し運動した方がいいと思いますよ」と言うのです。「これ以上・・」と口出かかった言葉を必死に抑えて帰ってきました。考えてみると、運動をするとお腹が空く。「運動したから」と言い訳をして食べる。これがいけなかったような気がします。今更、オリンピックの選手を目指す訳でもないし、F医師の忠告に反するようですが、泳ぐスピードと距離は変えないでいこうと思います。





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希望への転回

初めて地動説を唱えたコペルニクス。根本的に考え方を新しくすることを表現するのにコペルニクス的転回という言葉が使われてきました。少しきざな感じがしますが、相手に考え方が大きく変わったことを納得してもらうのにこれ以上の表現はないような気がします。 20代の初めにキリスト教信仰をもったとき、それまでの世界観が大きく変わったような感覚がありました。教会からの帰り道、住宅街にあるすべての風景が輝いてみえたの

弱さと尊厳

いつも行く図書館の貸し出し口で、職員の大きな声がしていました。目を向けると、白髪の男性がコピー機の使い方を聞いているのです。 「いくらですか」と男性。若い職員が「10円です」と面倒くさそうに答える。するとまた「いくらですか」と聞き返す。「10円です」「え?100円」周りが少しざわついて、「あほか」という小さな声が聞こえてきました。男性は軽い認知症を患っているのかも知れません。今言われたことを理解で

ロータリーの真ん中にある桜が開花しました。私も含め団地の人はみな、毎年、その開花を楽しみにしているのです。けれどもそれは盆栽のような低木で、わざわざ花見に来るようなものではありません。せいぜい近くのコンビニや郵便局に立ち寄った人が、帰り際に一瞥して微笑むようなことで終わります。それでも桜の名を冠した団地の象徴的な存在でありますから、春から秋にかけては区域ごとに当番を決めて雑草を抜くなどの手入れ作業

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