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ある失敗

2024年5月25日
読了時間: 2分

 ときどき全く間の抜けたことをしてしまい、自分でも情けない気持ちになってしまいます。先日、家内が留守をしたときのことでした。午後には福島から仲間の牧師が来ることが予定されていて、午前中はそれに関係する書類を作成する事務作業に追われていました。家内は、接待の茶菓やお土産を用意してくれていたのです。昼になって食事をしようと台所に入ると、机の上に袋に入った仙台特性ラーメンがありました。二個入りのパックになっているもので、カップ麺とは違う本格的なものです。「へえ、こんなものがあるのか」と食欲をそそられながら、それを調理して食べました。野菜とゆで卵を入れると満足できるおいしさでお腹は十分に満たされました。間もなくして牧師が来られ、お土産を渡されたので、こちらも返礼をしようと思ったのです。ところがその時になって土産が見当たりません。用意してあるとは聞いていたけど、それが何かを確かめていなかったのが失敗でした。懸命になって探しても見つからない。家内に電話して聞いてみると、「確かに袋に入れて机の上に置いて来た」とのこと。その袋がどうしてもないから困りました。しまいには空き巣にでも入られたのだろうかと考えたりしたのです。近頃、回覧板にそんな警戒情報が掲載されていたことが頭をよぎります。でも泥棒がお土産を持っていくとは考えにくい。それに部屋はいつもと変わりありません。散々探してふと思いついたのが、食べてしまったラーメンのことでした。携帯で「まさかお土産ってのはラーメンのことじゃないだろう」と聞くと、そうですとの答え。どうも袋に張り付けたメモを見落としたのが原因らしいです。袋だけが空しく残っていました。食べてしまっては取り返しがつきません。福島から来られた牧師には、事情を話して失礼を詫びた次第です。いや、一瞬とは言え誰かを疑ったことが罪でした。

 
 
 

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