務所帰り

友人とスカイプを使って会話を楽しんでいたときのこと。「今、刑務所から帰ってきたばかりなんだ」といったら、「その言葉は、ほかの人が聞いたら別の意味になるよ」と注意を受けました。私としては、月に一.二度、教誨目的で一人の受刑者を訪ねているので、そのことをいったのですが、聞きようによっては私が刑務所から今出所したみたいに誤解されてしまうということです。刑務所という言葉には、特別な響きがあるものだと改めて覚えさせられました。考えてみれば、特殊な面会なのです。アクリル板を間にして訪問者と受刑者と向き合うのですが、向こう側には刑務官がいて、絶えず話の内容を一生懸命メモしているのです。会議で議事録をとることには慣れていますが、雑談の議事録をとられるのは、そこぐらいしかないでしょう。それに議事録は正確かどうかチェックできますが、そこでのメモはみることができません。「牧師ー怪しい」ぐらい書いてあるもしれない。ちょっとばかりミステリアスな空間です。



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年の瀬

年の瀬と言いますが、年末に追い詰められて仕事を二つも三つも掛け持ちしているような感じになっています。「それは性格なんだよ。何かがくっついてるんじゃないの」と昔からの友人には笑われます。振り返ってみると、いつも何かに追われているようで、走っていないと落ち着かないところがあります。それでも不思議と体力だけは守られていて、徹夜に近いことが続いても一日休むとほとんど回復することができます。 そんな私も数年

金木犀

教会がある住宅街のどこからか、金木犀の香りが漂っています。小さな花は目立たないけれど、香りは独特で誰にでも見分けがつくのがいいですね。銀杏の香りとは雲泥の差といったら、銀杏に失礼になるかしらん。 この香りを嗅ぐと、青年の頃、初めて教会にいったときのことが思い出されます。全盲であるというその牧師は、目が不自由であるとは感じさせない明るさで、ジョークを交えながら迎えてくださいました。開拓教会で、普通の

ズームの祈り会

新型コロナウィルスの感染予防のため、祈祷会は教会と各家庭をオンラインで結んでしています。ズームというアプリを使うのですが、最初は戸惑っていたマイクなど事前の調整も、数を重ねるにつれて問題なく進行するようになりました。四国の大学で学んでいるT君が画面の中で話すのをみるとき、距離を感じさせない現実が不思議に思えるほどです。祈祷会はメッセージ形式ではなく、参加者が共に学ぶ形式でしています。そうしたところ

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