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1000/1の奇跡

先日、危うく命拾いをしました。乗せていただいていた車が赤信号の交差点を、ブレーキをかけることもなく直進してしまったのです。運転していたのは、私の古くからの友人ではありますが、まだ高齢者ドライバーということでもありません。友人の言葉によれば、実にたまたまのあり得ないことだったそうです。後から原因を考え議論をしたのですが、助手席にいた私が懐かしさに話に花を咲かせ過ぎたということになりました。とにかく車が大きな交差点に入ったときには、左方向から車の車列が迫っていました。ほとんどぶつかると思ったのですが、友人はハンドルを大きく切り、かろうじて事故を回避することができました。タイミングとしては1000分の1秒の差で、車間はほんの数センチだったでしょう。

30年程前、同じようなことで命拾いをしました。それは慣れない東京の町を、私が運転して走っていたときのことでした。宿泊するホテルの駐車場に入ろうとして、反対車線に入ってしまいました。気がついたときには、前方から3車線の車が迫っていました。パニックになって身動きができないでいると、突然、運転席側のドアが開いて一人の見知らない男が押し入ってきたのです。そして有無を言わさずハンドルをとると右に左に運転し始めました。私は何が何だかわからない状態でした。やがて車が停車し、「ここなら大丈夫ですよ」と言ってその人は車を降り薄闇の中に消えていきました。気がつくと、目の前に泊まろうとしたホテルの駐車場がありました。考えてみると、これまで人生の危機がどれだけあったかしれません。不思議にそこから守られた。秋の夜長にしみじみとそんなことを思い返すのです。

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キリシタン史跡

今週、まるで春を通り越したような日に、南三陸町市まで車を走らせて、キリシタンの史跡を巡ってきました。ニュースレターの取材をするという牧師たちに誘われて同伴したのでした。被災支援では何度も往復した道でしたが、こうした目的で歩いたことがなく、多くのことを教えられました。この地域一帯は、東北最大のキリシタンの殉教地と言われています。 最盛期のキリシタン人口は3万人とも言われ、寛永16年(1639)の弾圧

愛の中に

牧師室の壁に、小学2年生の子どもたちから届いたA3サイズの手紙がかけてあります。昨年、生活科の授業で町探検があったとき、教会にきてくれた子どもたちが作った「すてき新聞」です。住んでいる町内で「みつけたすてき」の中に教会が入っているのは感謝です。 この会堂を建設したのは、還暦を過ぎて牧師になった藤森誠之先生です。以前、藤森先生は東京で中学校の教師をしていました。定年を前に退職して、奥様と共に神学校に

北帰航

近くの水の森公園を歩いていて、蕗の薹(ふきのとう)が顔を出しているのを見つけました。子ども心になって、春を探していると楽しくなります。散歩コースであるこの公園の端に丸田沢という溜池があります。毎年、ここに多くの鴨や白鳥たちがきて観察者たちを楽しませているのですが、その白鳥たちが北に帰るときが近づいてきました。夕暮れになると、周辺の餌場から編隊を組んで引き揚げてきて、少しづつ高度を下げながら布をかけ

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