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1000/1の奇跡

先日、危うく命拾いをしました。乗せていただいていた車が赤信号の交差点を、ブレーキをかけることもなく直進してしまったのです。運転していたのは、私の古くからの友人ではありますが、まだ高齢者ドライバーということでもありません。友人の言葉によれば、実にたまたまのあり得ないことだったそうです。後から原因を考え議論をしたのですが、助手席にいた私が懐かしさに話に花を咲かせ過ぎたということになりました。とにかく車が大きな交差点に入ったときには、左方向から車の車列が迫っていました。ほとんどぶつかると思ったのですが、友人はハンドルを大きく切り、かろうじて事故を回避することができました。タイミングとしては1000分の1秒の差で、車間はほんの数センチだったでしょう。

30年程前、同じようなことで命拾いをしました。それは慣れない東京の町を、私が運転して走っていたときのことでした。宿泊するホテルの駐車場に入ろうとして、反対車線に入ってしまいました。気がついたときには、前方から3車線の車が迫っていました。パニックになって身動きができないでいると、突然、運転席側のドアが開いて一人の見知らない男が押し入ってきたのです。そして有無を言わさずハンドルをとると右に左に運転し始めました。私は何が何だかわからない状態でした。やがて車が停車し、「ここなら大丈夫ですよ」と言ってその人は車を降り薄闇の中に消えていきました。気がつくと、目の前に泊まろうとしたホテルの駐車場がありました。考えてみると、これまで人生の危機がどれだけあったかしれません。不思議にそこから守られた。秋の夜長にしみじみとそんなことを思い返すのです。

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いつの頃からか、急に読書量が減ってしまったような気がします。ちまたで言われているように、スマホとかパソコンが影響しているのかもしれません。これではけないと、今年の初めに自分でノルマを課したのですが、それがなかなか守れない。図書館から借りてきた本が、未読のまま今も机に積みあがっています。せめて信仰書だけはと思うものの、これも読みかけのままになっているのは、理解力が相当減退して読書のスピードが落ちたか

沖縄の友人から電話がかかってきて、キャンプの準備をしていると楽しそうに話してくれました。「夏は暑すぎるし、蚊が多いからキャンプには全く不向きだからねえ」とのこと。うらやましいと言っていいのか、どうか。何にせよ、いつの時代どこにあっても困難さはつきまとうものだと思わされました。 多くの場合、そうした困難さへの向き合い方が、人生の方向性を決めていくのだと思います。壁があるから前に進めないと言ってしまう

昨年末、新型コロナウィルスとインフルエンザのダブルパンチが心配されました。1月頃にそのピークが来るのではないかということで、私も5回目の接種とインフルエンザの予防接種を受けたのでした。その効果なのかどうか、感謝なことに私自身はこれまでコロナにもインフルエンザにも感染することなく日を過ごさせていただいています。ただし、全国的にみると、このところ高齢者の死亡者数が増えていることが気になります。知り合い

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