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バタフライ

  • 執筆者の写真: 秋山善久
    秋山善久
  • 2023年9月20日
  • 読了時間: 2分

 敬老の日の午後、無性に泳ぎたくなって温水プールに出かけました。例年だと、初秋が感じられる頃なのに、虫の鳴き声と共に夏の太陽が輝いてました。連休の最終日とあって、スポーツパークには親子連れが多くどこも混みあっていましたが、どうしたわけか一つのレーンだけ誰も泳いでいません。プレートに上級者用とあり、25メートル地点で停まらずUターンするように表示されてあります。

 子供の頃、泳ぎは家の近くの川で覚えました。上級生が足が届かない深みに押し出すのです。息ができずバタバタしているうちに何となく泳げるようになる。今では考えられない危険なやり方でした。それに白黒テレビに映る東京オリンピックの中継をみて、いろいろ研究したことが懐かしい。

 こうして覚えた我流の泳ぎなので、決してスマートな上級者ではありません。それでも最近覚えたてのバタフライで泳いでみることにしました。この泳ぎは、驚くことに日本人が発明したと言われます。それがクロールや平泳ぎとは比べものにならないほどにしんどい。全くの初心者であれば、泳いでいるのか溺れているのか見分けがつかないこともあるでしょう。実は、you tubeで泳ぎ方のポイントが解説してあるのをみつけたので、実際に試してみたいと思っていました。スタートは、体をくねらせながら前進し、水上に出てから両手を揃えて水をかく。その間に両足で二回キックする。それに合わせて腰を上下させるとなかなか複雑です。

 You tubeで学んだことをイメージし、思い切り足を蹴って泳ぎ出すと、意外と前に進むことができました。でも他のレーンの人からは、おじいさんが溺れているようにしか見えなかったでしょうけれど。それでも救助に飛び込む人もなく、50メートルを泳ぎ切ることができました。次はバタフライで100メートルを泳げるようになるといいのですが。

 
 
 

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