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年末のゴール

  • 執筆者の写真: 秋山善久
    秋山善久
  • 2023年12月28日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年12月29日

 クリスマスから新年に向かうこのときは、牧師にとって師走のラストスパートということができるでしょう。とにかく忙しい。先日行われた全国高校女子駅伝では、優勝したチームのアンカーが、それまで先頭を走っていた選手を猛追し、ゴール前僅か1秒差でかわしました。あのスピード感と爽やかさは若さそのものでした。それに比べるべくもなく、当方の年末の走りは体力が続かなくなってきました。気力を入れ直さないと最後の坂を登りきることはできない。そんな中、ふと立ち止まってみると、瞬く間に過ぎ去った一年が夢のように思えてしまいます。そして先を見渡せば、そろそろ人生のゴールラインが視界に入ってきたようです。生まれつき方向音痴のため、ずいぶんとへまを重ねてきました。でも人生のゴールだけは見間違えるようなことだけはしたくない。そこで主から受けるのは、おそらく優勝トロフィーのようなものではありません。ノロノロの人生でしたし、優勝することなどまず無理です。でも賞がないということでもない。決して驕りではなく、主がそれを得るよう励ましているのですから。とにかく肉体は弱っていても、軽やかな気分でゴールしたい。

 もうひとつ年末が忙しいのは、新しく迎える年に期待感があるからでしょう。少なくとも年の区切りがなかったら、過去に捕らわれて前に進めない。あるいはダラダラと進行してしまう。自分自身そんな反省を持ちながら、人生のゴールに向かって新たなチャレンジをしていきたいです。

 
 
 

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