top of page

元旦の自然災害

 年明けに襲った能登半島地震に心を痛めています。地震は今も続いていて、日を追うごとに被害が拡大してきました。3日現在、地震による犠牲者数は73人とされています。古い木造家屋が倒壊し、その下敷きになったというケースも多かったようです。本来なら正月の一家団欒のときですから、一瞬にして身内が失われてしまったショックはどれ程のものであるか想像に難くありません。遺族となられた方々は、日が過ぎるごとにますます悲しみが深くなることでしょう。主の慰めと励ましがあるよう祈ります。火事で焼失した輪島の商店街は、昔、金沢に住んでいた頃に牧師会が終わってから行ったことがあります。野菜や海産物の中に輪島塗りなどの土産品が並んでいた様子が印象に残っています。そこにある朝市は観光客に混じって地元の人たちも利用していました。観光スポットとして欠かすことができないばかりか、地元の人たちの生活を支える日常の場です。それらが全て焼失したというのですから、輪島の人たちの喪失感はどれほどに大きいものだろうと案じます。

 2024年のスタートに、こんな災害が来るとは誰も想像しなかったことでした。今年は一体どんな年になるのかという思いがしないでもない。

 近くの池に白鳥たちが飛来しています。水面を優雅に移動する白鳥たちは、飛び立つときには翼を激しく羽ばたかせています。主はこの年も共にいてくださいます。臆することなく羽ばたいて、大空の気流に乗っていきたいと思います。

最新記事

すべて表示

クラリネット

昨日は誘われて、近くの高校の吹奏楽部による定期演奏会を鑑賞してきました。大きな県民会館の席はほぼ満席で、それだけで前評判通りであることを物語っているようでした。全体が一部と二部に構成され、一部はコンサート形式、二部はマーチングと取り入れたミュージカル仕立てになっていました。演奏そのものだけでなく、全体の構成や演出も含めて本当にすばらしいものでした。 それと比べようがないのですが、私も高校生のときに

いのちの格闘

新芽の多彩な緑に囲まれた森林公園の東屋で、残酷なまでにのたうち回っている格闘を目にしました。体格だけを比べたらまるで違うのに、盛んに足を動かしている黒く小さい方が圧倒的に有利な戦い。大きい方は、敵の硬い鎧のような体からはみ出た鋭い歯にその柔らかく白い腹を嚙みつかれ、為す術もなく引きずられていました。痛みに耐えるように体をくねらせながら執拗な攻撃をかわしている。その哀れさはこの上ないもので、力の差は

希望への転回

初めて地動説を唱えたコペルニクス。根本的に考え方を新しくすることを表現するのにコペルニクス的転回という言葉が使われてきました。少しきざな感じがしますが、相手に考え方が大きく変わったことを納得してもらうのにこれ以上の表現はないような気がします。 20代の初めにキリスト教信仰をもったとき、それまでの世界観が大きく変わったような感覚がありました。教会からの帰り道、住宅街にあるすべての風景が輝いてみえたの

最新記事
アーカイブ
タグから検索
まだタグはありません。
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page