
新型コロナウィルスの感染予防のため、祈祷会は教会と各家庭をオンラインで結んでしています。ズームというアプリを使うのですが、最初は戸惑っていたマイクなど事前の調整も、数を重ねるにつれて問題なく進行するようになりました。四国の大学で学んでいるT君が画面の中で話すのをみるとき、距離を感じさせない現実が不思議に思えるほどです。祈祷会はメッセージ形式ではなく、参加者が共に学ぶ形式でしています。そうしたところで情報を一方的に流すのではなく、相互の考えの交換ができることは本当にいいものです。実のところ、コロナウィルス以前には、祈祷会の参加者は全くの少数でした。それでも10年以上、教会の祈祷会に参加し続けているN兄は、いつも祈祷会の参加者が与えられるよう祈っていました。N兄は今まで通り教会に来られ、他の人はズームでの参加です。それはN兄の祈りが答えられたことでもあります。

久しぶりに塀の中にいるSさんと面会してきました。Sさんとはある
方に紹介されて以来、十年以上の交流を続けてきました。面会室は、
新型コロナウィルス対策のため、アクリル板が完全に塞がれていまし
た。以前は、口元に空気穴が開いていたのですが、それがなくなった
ので互いの声が届きにくい感じです。それよりも大きく変わったのが
Sさんが痩せてしまったことです。聞けば、5キロぐらいは体重が減っ
たとのこと。それでも、いつものように聖書の話をすることができ感
謝でした。
Sさんは一番それを願っているのです。最初にお会いしたときには、
とてもそんな会話はできませんでした。途中で言い合いになって、刑
務官に止められたこともあります。若いときにヤーさんになったSさ
んは、親分から鉄砲玉になるよう命じられました。その結果が今に至
っています。でもそれも過去のこと。組織から完全に足を洗ったので
した。
帰り際に、読み終わった本を預かってほしいと頼まれました。狭い
部屋に置く場所がないからです。既に200冊以上も保管を頼まれれい
て、私の方でも置く場所がなくなりかけています。でも、そんなこと
もSさんの部屋の比ではないのでしょう。

更新日:2020年9月15日
教会に来ているTさんが、燕の巣立ちの様子を事細かに報告してくださいました。Tさんは、自宅の軒先に巣を作り始めたときから見守ってきたので、いよいよ巣立つことの感慨もひとしおであったと思います。その間に観察した写真が、アルバムとして成長を追って並べられていたので、みせていただきました。雛が、口をいっぱいに開けている様子が何んともかわいらしい。その口の中に、親鳥が自分の頭ごと入れて餌を与えているのも感動ものです。懸命に餌を求める雛と、必死に応えようとする親鳥。人と比べれば言葉数は限られたものでしょうが、コミュニケーション能力は人より遥かに優れたものであるに違いありません。Tさんによると、巣立った燕は、目下、家の辺りを周回しているとのこと。先に巣立った燕とか、親鳥とかに見守られながら、自然界で生きていくための知恵と力をつけていくのでしょう。陰ながら応援したい気持ちにさせられます。
