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  • 執筆者の写真: 秋山善久
    秋山善久
  • 2018年7月21日

 暑い暑いといいながら、古い扇風機で涼をとっています。クーラーがあればそれに越したことはないのですが、電気代と設置料を考えるとそういうわけにはいきません。それに扇風機にはノスタルジックなものを感じます。もちろん、いつ買ったのか思い出せないような代物で、首を振る度にカタカタと悲しい音をたてています。風鈴の爽やかな音色とは違いますが、どこかに暗がりをイメージさせ、それはそれで涼しさを醸す効果があるように思います。今では一段下にみられる扇風機ですが、これが各家庭に入ってきたのは、50年以上昔のことでした。それまでは夏が近くなると、商店の名前が印刷してある団扇が配布されて、各家庭には様々な種類の団扇があったものです。ですから、初めて扇風機が家に入ったときの感動は記憶に残っています。くるくると回る羽見入っていると、そんな時間を逆回転させてしまう錯覚に陥ってしまいました。迂闊にも暑さで脳がやられたみたいです。

  • 執筆者の写真: 秋山善久
    秋山善久
  • 2018年7月14日

T学院の大学礼拝で奉仕させていただきました。始まる前にN教授から「お願いですから聖書を語ってください」の一言。聞けば自分の体験を語って終わる方もおられるとのことです。N教授自身も礼拝を楽しみにしているのに、聖書が語られないときは本当にがっかりだといいます。ミッションスクールの礼拝で聖書が語られないとしたら何を語るのかという思いがしますが、それなりに考えがあるのでしょう。でも、どうしたものかと考えてしまいました。今は夏休み前で、入学時のように千人も集まることはありません。チャペルの席についているのは、300人ぐらいの学生です。それでも99パーセントが未信者なですから、この機会を生かしたいと切に思わされます。

  • 執筆者の写真: 秋山善久
    秋山善久
  • 2017年11月28日

 なくしたままになっていた尺八が本棚の後ろから見つかりました。半年以上、触れていなかったので、とても満足な音は出ないだろうと思いました。ところが手にとって諦め半分に吹いてみると、意外や意外、以前と変わらない音が響きます。所詮、自己流ですので、レベルは自ずと知れたものですが、それでも曲らしい音にはなります。

 若いときにはクラリネットを吹いていました。尺八は穴の数が5つしかないので、穴の数とそれを抑える機能性はクラリネットと決定的に違います。それでも右手の小指とか左手親指の使い方には共通のものがあります。

 俗に「首振り3年ころ8年」と言います。首振りは、吹く角度を変えることで音程を上下させる技術で、それができるまで3年かかるということです。ころとは、ころころ音回しができるようになることで、それをマスターするのに8年と言われます。

 震災の年、廃棄された瓦礫の中にあったのがこの尺八でした。息を吹き込むことで命がよみがえるような思いで吹いてきました。何度か人の前で吹いたのですが、このいのちが輝くには、まだまだ時間を要します。

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