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  • 執筆者の写真: 秋山善久
    秋山善久
  • 2017年8月8日

 台風の影響で、朝から断続的に強い雨が降っています。今回の台風5号の特徴は、進行速度が極めて遅いことで、今日で発生から18日にもなりました。記録的な長寿ということですが、この長寿だけは誰にも歓迎されないのではないかと思います。こんなことを書くと、おまえさんも、そんなじゃだめだよと内なる声が聞こえてきます。長寿という言葉に、知らずと反応してしまう自分がいる。悲しいことです。ともあれ、この台風はやっと新潟付近で勢力が弱まりました。それでも東北地方は警戒が必要ということですから迷惑な話です。

 8月6日から8日は仙台七夕の開催期間ですが、今年はどしゃぶりとなってしまいました。一生懸命に準備していたのに、いったいどんなになったのでしょう。子供の頃と言っても、半世紀以上前の話になります。私には田舎の子供会で七夕をした記憶が残っています。笹の葉に短冊を吊したり、ごちそうを食べたりしたのです。物がない時代のことで、それは今の仙台七夕とは比較になりません。けれども、自分の中では一番七夕らしいときを過ごしたように思えます。夜になると、蛍が幾重にも重なって乱舞していました。それをうちわをもって追いかけたそんなこともあって、今では仙台という近くにいても観光客に紛れてまで見に行こうとは思いません。天の河は雨雲に閉ざされても、子供のときの憧れと共に記憶の中に輝いているのです。

  • 執筆者の写真: 秋山善久
    秋山善久
  • 2017年6月6日


 ある本を読んでいて、牧師がどんなことで忙しいのか、もう一度問わなければならないと教えられました。面会に来た人が牧師に会えないことがあっても、その忙しさとが神に祈っていることだと知れば、落胆しないでそのまま帰ることができるというのです。如何に祈りが重要であるかということですが、自分のことを言われているようで気恥ずかしく思いました。このところ、ずっと忙しくしていて、日々のスケジュールをこなすことにあくせくしていたからです。

 水曜日夜の祈祷会ではネヘミヤ記を学んでいるのですが、ここでも祈りについて教えられました。エルサレムの城壁を修復するため、ネヘミヤがどんなに祈ったか、祈りに伴って為された行動など


  • 執筆者の写真: 秋山善久
    秋山善久
  • 2017年4月1日

正午が過ぎて、そう言えば今日は4月1日だったと思いつきました。呑気にその時まで寝ていたと

いうのではありません。朝から苦手な会計事務のため忙殺されていたのです。というのも、昨年から町内会の会計を任され、これから監査があるからです。金銭の出し入れは専ら家内に任せているのですが、帳簿などの資料は私が記載してきました。監査のための資料はマニュアルが定まっていて、これが結構な分量になります。1円でも間違いがあってはならないのが会計の務めですから、慎重に最後のチェックを入れていました。

  作業を終えて、ふと窓の外に目をやると、庭木に小鳥がとまっているのに気がつきました。ふっくらとした体に長い尾があります。ウソです。エイプリルフールの日にウソが来た。洒落みたいなことでした。調べてみると、鳥のウソは、ヒイーという鳴き声からきているようです。これが口笛を意味する古語の嘯と結びついたと辞典にありました。

 誰が決めたのか、エイプリルフールは4月1日の午前までがルールだそうです。だからもう時間切れです。その嘘というのも、だまされた人が「なあんだ嘘だったのか」と笑って済ませることができることが前提でしょう。そんな嘘を最近は聞いたこと がないような気がします。ユーモアはすっかり消えてしまって、嘘と言えば虚言が暴かれ、人がどこまでも貶められることばかりが目立ちます。

 ほんとうにウソが来たことの記念写真をと思って、カメラをとり出しカーテンをそっと開けました。そこで構図を考えてしまったのが失敗。人の気配を感じて、シャッターを押す前に飛び立ってしまいました。ヒーという鳴き声は、どこかもの悲しい響きがします。

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