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  • 執筆者の写真秋山善久

更新日:2023年9月3日

 今日8月31日は、今年最後のスーパームーンがみられるとニュースにありました。地球と月の距離が一番近くなる満月で、そのため月がいつもより明るく大きくみえるということです。実際には、30日の午後10時から31日の未明までもそうだというのです。期待していたのですが、昨晩のその時間、仙台の空には雲がかかっていて何も見ることはできませんでした。今朝早く起き外に出てみると、雲はどこかに流れてなくなっていたのですが、既に月は隠れていて、明るい星が一つ輝いているだけでした。

 「あなたの指のわざである あなたの天 あなたが整えられた月や星を見るに 人とは何ものなのでしょう。」 詩篇8:3

 散歩の途中、どうしてこれが月や星なのだろうかと考えました。創造の偉大さを語るなら、月や星より太陽の方が圧倒しているのにと。それでも月や星をみているダビデの姿に

惹きつけられます。そこに悲しみが込められているような気がします。それは文学において語られるロマンのようなものではなく、生活の中で味わってきた苦しみや悲しみ。人の弱さを嫌という程に痛感してきたもの。「人とは何ものなのでしょう」という中に、そんな自己認識があり、この詩ではその自分が神の被造物として立て直される恵みが語られているような気がします。天気予報では今夜は晴れ間もあるような。スーパームーンがみられるかもしれません。


  • 執筆者の写真秋山善久

更新日:2023年8月30日

 二年程前から、道路と建物の間に植えてある杉科の植物が枯れるようになりました。知り合いの植木屋さんに聞くと、剪定の仕方が根本的に間違っているとのこと。そういえば、以前、家内が買ってきたばかりの剪定バリカンのようなもので、一気に頭だけ刈り揃えたのでした。素人目にはきれいに仕上がったようでしたが、生垣にしてみればとんでもないことをしてくれたということでしょう。木の先っぽの方だけに葉っぱが残っているのもあります。そうでないものは完全に枯れてしまっている。「そうなったら、もうダメです。植え替えるしかないですよ」と植木屋さん。枯れた木の抜き方だけを手まねして教えてくれました。「挿し木はだめですか」と食い下がる私に植木屋さんは黙って手を振るだけ。問題外といったふうでした。ホームセンターでは同種のものを見つけられないし、杉科の植物は挿し木ができないということで諦めていたのです。ところが、今年の春先にyou tubeをみていたら、杉っぽい植物を挿し木しているのをみつけました。「ひょっとするとできるかもしれない」それを参考にしてプランターに挿し木をしてみました。それから毎日、水やりを欠かさないできたのです。3ケ月が過ぎて、半分のものは枯れてしまいましたが、半分はこの夏の暑さに耐えて新しく芽を出しています。かすかな希望が現実となった瞬間です。



  • 執筆者の写真秋山善久

更新日:2023年8月31日


 高齢化社会への警鐘として、2040年問題ということが言われています。今のまま少子化による人口減少が進むと、2040年には日本全体の高齢者の割合が最大限の35%に達するとのこと。そのときには、今の働き盛りである団塊ジュニア世代(1970年以前生まれ)の平均年齢も65歳以上になっているわけで、そんな歪な人口構成で社会のシステムを維持していくことができるのかということが不安視されています。問題は年金、医療、介護だけのことではなく、それを支える労働力とかインフラの整備、あるいは国の財政が耐えられるかなど多くのことが課題としてあがっています。高齢者は、物価高と年金額の減少、医療費の負担増などにより、今の生活レベルを維持していくことがますます困難になるでしょう。その年金にしても、厚生年金と国民年金では受給額が大きく違う。

 かと言って、社会全体で漏れなくセーフティーネットを張るということは、理想としてはあっても現実的ではありません。そのための財政負担を現役世代が担うという考えは、どう考えても不平等であるし、第一、社会のシステムが大きく変わるでもしない限り、人々に受け入れられることはないでしょう。結局、政治力をもってしても場当たり的な対応で凌ぐ他はないのかも。それで生活が守られる人がいるかもしれないけれど、そこから漏れる人が多く出るのは確実ではないでしょうか。これから高齢化の大波が来る。すでに波頭が見えている。この波をどのように耐えて乗り切るか。せめて自分が場当たり的な対応にならないよう、考えていきたいと思っています。2040年代、俺たちはどう生きるか。

 

  

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