top of page
  • 執筆者の写真: 秋山善久
    秋山善久
  • 2023年9月28日

 東北宣教区のフェローシップ聖会が24日の午後7時~25日の午前まで行われました。全体のテーマが「祝福される交わりと喜び」、講師には東京キリスト教大学大学院教授の岡村直樹先生をお迎えしました。会場は仙台駅に近い貸し会議室で、宿泊も駅に近いホテルです。

 聖会の二日目の朝、岡村先生は、ルツ記をテキストに不安について語られました。平安の反対語としてある不安。キリスト者であっても、この不安を逃れることはできないと、御自身の体験を交えてあかししてくださいました。そうした中で、ルツ記にあるナオミとルツの出来事は、慰めと希望に満ちたものであることを強調されました。教会の交わりの時間に、ミッション東北の一人の先生が、震災による放射能汚染を恐れて県外に避難した人たちのことに触れられました。それが、ルツ記の情景と重なったというのです。「この地に飢饉が起こった。そのため…モアブの野へ行き、そこに滞在することにした」(1:1)

 人々から取り残されたような現実と、将来に対する不安。そうしたことは、あの震災のときに被災地にいた人たちの気持ちでもあったと知りました。それだけに、ルツ記の出来事は、大きな慰めと希望を与えてくださいますと、その先生は話されました。

 私事ですが、実は24日の朝、ヤフーメールがログインできない状態になり、慌てて操作している内に完全に回復できない状態になってしまいました。データーもアドレスも全て失われたしまう。こんな小さなことでもパニックになってしまう弱さ。だからこそ神の前に自分の気持ちを注ぎだすことができることの幸いを思います。

 今回の聖会は、オンラインを併用してのもので、実際に会場に足を運んだ人とオンラインで参加された人は半々ぐらいでした。コロナ禍以降、集会の持ち方は大きく変わって、今回の企画も試行錯誤をしたことの結果です。それでも、久しぶりに聖会らしい聖会を持てたような気がしています。


  • 執筆者の写真: 秋山善久
    秋山善久
  • 2023年9月20日

 敬老の日の午後、無性に泳ぎたくなって温水プールに出かけました。例年だと、初秋が感じられる頃なのに、虫の鳴き声と共に夏の太陽が輝いてました。連休の最終日とあって、スポーツパークには親子連れが多くどこも混みあっていましたが、どうしたわけか一つのレーンだけ誰も泳いでいません。プレートに上級者用とあり、25メートル地点で停まらずUターンするように表示されてあります。

 子供の頃、泳ぎは家の近くの川で覚えました。上級生が足が届かない深みに押し出すのです。息ができずバタバタしているうちに何となく泳げるようになる。今では考えられない危険なやり方でした。それに白黒テレビに映る東京オリンピックの中継をみて、いろいろ研究したことが懐かしい。

 こうして覚えた我流の泳ぎなので、決してスマートな上級者ではありません。それでも最近覚えたてのバタフライで泳いでみることにしました。この泳ぎは、驚くことに日本人が発明したと言われます。それがクロールや平泳ぎとは比べものにならないほどにしんどい。全くの初心者であれば、泳いでいるのか溺れているのか見分けがつかないこともあるでしょう。実は、you tubeで泳ぎ方のポイントが解説してあるのをみつけたので、実際に試してみたいと思っていました。スタートは、体をくねらせながら前進し、水上に出てから両手を揃えて水をかく。その間に両足で二回キックする。それに合わせて腰を上下させるとなかなか複雑です。

 You tubeで学んだことをイメージし、思い切り足を蹴って泳ぎ出すと、意外と前に進むことができました。でも他のレーンの人からは、おじいさんが溺れているようにしか見えなかったでしょうけれど。それでも救助に飛び込む人もなく、50メートルを泳ぎ切ることができました。次はバタフライで100メートルを泳げるようになるといいのですが。

  • 執筆者の写真: 秋山善久
    秋山善久
  • 2023年9月11日

更新日:2023年9月12日

 ときどき、自分の力では何ともならない問題に直面することがあります。そんなときには、何とかしなければという心理的な迫りと、自分の力不足を自覚して関わるべきでないという思いがせめぎ合います。以前、震災支援の関係で障がい者施設の立ち上げに関わったときもそうでした。議論が沸騰した長い会議を終えての帰路、まっ暗い夜の海に出て長い時間を過ごしました。善意の支援であっても、それが中途半端で終わったら、かえって相手を失望させ傷つけてしまうことだってある。どうしていいのかわからず、ただ波打ち際に打ち寄せる波の音だけを聞いていました。そうしていると、不思議と道が開かれるような気がしてきたことを思い出します。

 最近読んだ神谷美恵子さんの本に「限界状況的なものに直面したときの人間の心情には、普遍的なものがある」とありました。ライ病患者のため、長島愛生園の精神科で治療に当たった医師の言葉として心に残りました。

 近く、震災前から関わってきた男性が、長い刑期を終えて刑務所から出所します。どのように関わるのか、どのような支援ができるのか。主の導きを待っています。



タグから検索
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square

© 2023 by COMMUNITY CHURCH. Proudly created with Wix.com

bottom of page